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お金を使うことについて

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公私ともに大変お世話になっているかたと、新年の挨拶を兼ねて食事をした。

食べ終ろうかというあたりで、普段なかなか聞けないようなプライベートな話が聞けた。そのかた(40代女性)は、今から15年ほど前、仕事が多忙を極めたため、仕事場に近い六本木にマンションを借りていた。ところが、年々家賃が上がる方式のマンションだったため、家賃を払うのがばかばかしくなり、麻布近辺のマンションをなにげなく買ったそうだ。

2年ほど暮らした後、他に転居することになったため、賃貸に出した。直後は、駐在外国人の借り手がとぎれず、それなりの家賃が得られ、とてもいい投資だったとのこと。ところが、その後、リーマンショックなどの影響で、それまでのような家賃が取れなくなり、収支はとんとんくらいで、今もローンを払い続けているという。現在は支払いが楽ではないが、むしろ、このマンションがいろんなことへの原動力になったので、買ってよかったそうだ。

自分も含めたロスジェネ世代は就職難や経済状況もあり、こういった消費行動に出る人間の話はあまり聞いたことがない。さらに下の世代になれば、なおさらだ。それだけに、まばゆいくらいの話に聞こえた。

彼女の世代に比べて消費スケールが小さいのはいうまでもない。それほどモノも買わず、外食もせず、生活費を節約し、貯金に勤しむという全体像がある。それは社会が成熟している証拠でもあるので、決して悪いことではないと思う。

でも、自分にさえ使わないのだから仕方がないが、最近、同世代と接していてよく思うのが、ヒトにお金を使わない人がとても多いこと。彼女のように、どんな経済状況でも仕事が途切れず、ヒトに恵まれている人というのは、さりげない気遣いがとても上手な気がする。今年は、さりげなくヒトにお金を使えるような人間になりたい。

帰り際、最近お気に入りだというパンをいただいた。
こういう気遣いがうれしい。